わたしはあなたのなんなのだ

あの記事この記事、なんの記事?散逸した記憶の集合体。ニヒリズムの立場から論ず。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

幻想小説「現状」 第五話

僕は人造人間なのではないか、と、水槽に身を沈めながら僕は思っていた。 もちろん、自分がサイボーグであるとか、そういった類の主張ではない。もしそうなら、現にこうして水槽に浸かってなどいられないはずだし。 そうではなく、人造人間である。つまり、…

もし時代が違えば、自分はオウムに入信していたか、あるいは。

オウムの二時間ドキュメンタリーを見て以来、かねてより気にかかっていたオウムについて、いろいろ調べてみている。元信者の懺悔録などが数多く残っており、今のところ材料には事欠かない。といっても、興味があるのはオウムをなぜ信者は信じてしまったのか…

幻想小説「現状」 第四話

これは今日は寝られないな、と、一日一回入る水槽に身を浸しながら僕は思った。 そもそも人間はそんなバラエティ豊かな水槽の入り方などするはずがない。せいぜいが入浴剤で気分を変えるか、時折バラだの泡だの浮かべてみたりするくらいで、そんな風流な習慣…

幻想小説「現状」 第三話

毎日のように水槽に入っていると、たまに、無性に、波を立てたくなるときがある。 それは小さな波ではなく、大きな、身体を揺らして作る類の、あるいは小学校でみんなしてプールを同じ方向にぐるぐる回り作りだすような、身体の持って行かれそうなほどの大き…

幻想小説「現状」 第二話

インターネットで向井秀徳という人物の動画を漁って、明日になって、風呂に入り、気持ちよさそうに酔っぱらっている人を見ると、私も酒を飲みたい、と切に思うのであるが、私は規律を重んじる人間なのではたちを越えるまでは飲酒などせん、規律の恐ろしいと…

幻想小説「現状」 第一話

非常にがっくし来ている、と、泡をぶくぶくやりながら僕は思った。 一日に一回入る水槽の中に身を沈めて、今日は乳白色に水色を混ぜたような色だ、草津の湯、らしい、遠い群馬の地を思いやりながら、ニューヨーク。自分の身体はその色に隠されてみえないが、…

震災追悼式宮城県遺族代表・菅原彩加氏にまつわる違和感

いつのまにやら、この女性について、様々な疑惑、批判などが飛び交っているらしい。 僕はテレビで流れていたらしい当のスピーチをリアルタイムで見ていたわけではないが、ネットがどうも騒がしいので顛末を知ることとなった。 主に槍玉に挙げられているのが…

軽い書き物(3) ~重い書き物(3)の前座というか準備~

欺瞞がとにかく大嫌いなのである。それはトラウマ的恐怖にも似た感覚である。いったい僕の幼少期に何があったというのだろうか。 人々は「」を有していて、『』(=社会の枠組み)に近づけるのが大人になるということかもしれない。社会に限らず、なんらかの…

重い書き物(4)

前回「影響欲」についての話を振って終わってしまったが、今のところとくに見解はない。且つ、僕の中にそのような欲が強くあるとも思われない。あるとすれば、他人を自分に近づけて、自分の居心地を少しでもマシにしようという儚い努力であって、それをせん…

重い書き物(3)

生きている以上、どうしようもないことというのは必ずあるらしい。幼児的全能感という言葉がある通り、幼いころは「何事も自分の思い通りにできる」という錯覚を抱きがちであるそうだ。それが、大人びるにつれて、「どうにもならない、どうにもできない」と…

卒業に至りてバカをやらかす

この期に及んでバカをやらかす バカをやらかしてしまった。卒業文集には「たる砂漠 ほか3編」とある。つまり、文章塊が4つばかし載っていなくてはならないのだが、3つしか載っていない。つまるところ「ほか」と「全」の使い分けをうっかり間違えたのであ…

東京大空襲の日にあたって、戦争教育について

東京大空襲の日だということで、朝日新聞の天声人語にも、例によってそれらしいことが書いてある。 朝食(昼食?)を食べながらそれをぼんやり眺めていたのだが、案の定それは「感情的な」「民衆の視点に立った」ものでしかない。 個人的に、論理も感覚のひ…