わたしはあなたのなんなのだ

あの記事この記事、なんの記事?散逸した記憶の集合体。ニヒリズムの立場から論ず。

2014-01-01から1年間の記事一覧

明晰夢で死にかけたの話(全文)

もうだいぶ前だが、明晰夢に興味を持っていたことがある。明晰夢というのは、その中で明確に意識があり、話の成り行きを自由自在にできる夢のことであって、見られたら、崇高なことからくだらないことまで様々な事が可能になる。当然、見ようと思ってもすぐ…

当時はこんなことを言っているが、意外と重要なチューン(全文)

久々の新曲です。新というほどのフレッシュさはないにせよ。 「鏡だろう」http://youtu.be/h-vJBon-sjo 2013 1 17

ロケットと射精、受精……(全文)

だいぶ前に作った曲だけど、今更録音した。そういうわけでまったく無関係ではあるが、「ねぢれたヒラメ」を理解するのに実は助けになるかもしれない。「ロケット融ける」http://youtu.be/n0ZGmj5KFDc 2014 1 3 (転載後注:「ねぢれたヒラメ」とは、私が台本…

「めんこい・ジャンキー・ラビッツ」成仏ライブ後(全文)

こんばんは。今日はみなさんありがとうございました。バタフライ・エフェクト理論により私は宇宙上の全存在に感謝せねばなりません。本当にありがとうございました。バンドはきょう(きのう)成仏致しましたが、私は地縛霊となって高3になってもじくじくと…

ものまねからドッペルゲンガーへ、そしてどこかへ(引用)

「――で、今日はまったく関係のない話。ものまねについて。ものまねというと古典的な芸のひとつで、やっぱり面白い。しかしなんで面白いのかということをつらつらと探ると、よくわからない。人が面白いと感じる時、それは「良い方向に意外」なことがあった時…

「ニヒルの山」 公演告知(全文)

実は、小生、11月8日(金)にライブを致すことに相成りまして。詳細は後でまた書きますが、大久保HOTSHOTにて、午後6時くらいからやるのです。めんこい・ジャンキー・ラビッツのうち、山根君と滝君を抜いた3人で、静かなノイズと楽曲少々をやる予定です。…

文化祭後、の続き(一部改筆)

頓挫していたものをなんとか整頓したのでアップ。父がギターをなおしてくれたそうなので、ギター断ちをする理由がなくなりましたとさ。おしまい。 「乱視の月」http://youtu.be/wqMBEBQXQZ0 2013 10 2

文化祭後(引用)

「――ついでに、昨日のライブの後、ギターのジャック部分をデストロイしてしまったことがわかったので、これを機に一寸ギターに依らない作曲をやってみようかと思います。まあもともとはキーボードで作っていたので帰省のようなものです。――」 2013 9 24

判官贔屓とTV(全文)

日本には、判官贔屓という言葉がある。判官というのは源義経のことで、ついつい弱者の肩を持ってしまうことを指す言葉なのだが、国民性なのかなんなのか、自分のなかにもやはりそういった傾向を認めるので、なかなか不思議なものである。しかし、一方でなん…

独自性のある音楽(全文)

日本のポピュラー音楽がなんであれ外国の影響を受けてしまうのは是仕方ないわけで。これを脱却するには相当な鍛錬が要りますな。しかし、歌詞までパクるこたああるまいて。せっかくの日本語だ。わざわざ無理な英語なぞ使わず、歌詞で独自性を作っていけばい…

と思いきや事変?(一部改筆)

「――ついでにうp。 なぜか事変っぽくなった。作曲:浮雲 とか言っても信じてもらえそう。さすがに話盛りすぎか。しかし、コピーもしていないのに雰囲気が似るとはこれいかに。もしやルーツは事変にあったのか??「前世の記憶(椎名林檎みたいな早送り版)…

ビートルズのまがいもの(引用)

「――ビートルズまがいの曲をつくるとだいたい出来が良かったりする。かつて作った中から。1個目はサビがいかにも。2個目はピンク・フロイドとビートルズのあいのこのつもり。 http://youtu.be/9xUghl6suQo 「禁忌」 http://youtu.be/n8np8ifAB2g 「crab」――…

加速する現代社会について(全文)

音楽を作っていてもよく感ずるところではあるのだけど、(おそらくどの分野にも通ずることだと思う)、人類のあゆみの積み重ねが膨大なものであるというのは周知の事実であって、しかしこのことがもたらしている事態というのに無頓着な人間が多いように思う…

ロックについて(引用)

「――ひとりさびしく曲を作っているとつくづく思うことが多いのだけど、ロックというのは本来そのド直球な感じが他の音楽と一線を画するところであって、すこしひねくれてみようとしたり、技巧的になってみたりすると、とたんに他の音楽の劣化コピーになり下…

ネット声明のような雑文(引用)

「――そもそもこういう場所になぜお前がいるのかと。ネットというものを利用しはじめようとしたときに、実はツイッターといっしょにはじめていた。そういうことだから、ここも、しばらくはひとりごとを言う場所だと思っていた。しかし、最近、これみなさん、…

凡、日常。(引用)

「――どうもこんにちは。こんばんは、か。 特になにもないのですが、思ったこともないのですが、では何を書くかと問われても、やはり特に何もない。そう、最近は何もないのです。それでは、さよなら。よい平日を。 http://www.youtube.com/watch?v=MUiZ5WDPXA…

黙沈について(引用)

「――そこにもあるように、現在自作曲ひとりで録音、そして公開しているのです。主戦場はyoutubeです。「黙沈」という名ですので左様に検索すればきっとでてくることでしょう。 検索された奇特な方は、だいたいの曲に(デモ)と銘打ってあるのにお気づきにな…

ニヒルの山 最終回

誰かが、僕のからだに触ったような気がした。 僕は、ちょっと身震いをした。 そして、欠伸をひとつした。 もう、季節は冬になるのか。 僕の猫が帰ってこない。おわり 2013 12 6

ニヒルの山 第4回

そのうち、夜になってしまう。 猫が帰ってこない。 僕の猫が帰ってこない。 まあ、いいや。よくないや。 どこから入ってくるのかひざしがまぶしい。 あつい。 秋なのに。 全体的にだいだいだ。 まっかだなというのはうそだ。 猫が帰ってこない。 そのうち、…

ニヒルの山 第3回

僕には、猫がいた。 猫と戯れて、一日過ごした。 食べ物は、ミルクしかなかった。 それをプラスチックの桶にいれて、猫が飲んでいる。 僕もそれに舌を入れてなめる。 体はやせ細るばかりだ。 猫が僕にのっかると、骨に響いた。 それがなんだか嬉しかった。 …

「にひるのやま」 さいしゅうかい

わたしはみました。おとこがすなのやまにてをのばしたせつな、ぱちんともうそうのふうせんがわれて、おとこはこうえんのすなばにつっぷしていました。 からすがないています。そよかぜにきぎがざわめいています。どこのこどもがおいていったのか、あかいろの…

「ニヒルの山」 最終回

俺が手を伸ばして触れようとした瞬間、ものすごい風が吹き込んできた。風は部屋の中を最大限に荒らしまわり、二つの砂の山は雲散霧消し、目玉が風で悲鳴をあげる床に静かに転げ落ちた。そして建物全体がひっくりかえったかのようになって、俺は感覚を失った。…

「ニヒルの山」 第六回

あれはなんだろうか。もう少し近づいて見てみると、砂の山の中央部分はへこんでいて、何かが入っている。覗きこむ。 それは目玉だった。しかも、生きた目玉だった。小さい目玉と、大きな目玉だった。小さい目玉のほうは大きい目玉を4分割したものだろうか。…

「ニヒルの山」 第五回

古びた扉に手をかける。と、半開きになった段階で取っ手はいとも簡単に崩れてしまった。腐食しているのだ。 半開きになったところから中の様子を覗き見る。誰か住んでいたとしたら、ひょっとしたら死体なぞあるかもしれない。そう考えると恐ろしかったが、臭…

「ニヒルの山」 第二回

山を登ることいくばくか。バスは山中の中途半端なところで止まって、「終点です」などとのたまう。たいがいにせいと思いつつ降りると、山鳥がちゅんちゅんと鳴き、川の流るる音がどこからともなくする。バスは行ってしまった。残されたのは俺ひとりである。 …

「ニヒルの山」 第一回

男は、悩んでいた。 彼は哀れな男だった。若くして心と体が老いさらばえて、なんだか日持ちのしない食品のようであった。 しかし、自然食品とはいかず、彼は添加物で身を飾っていた。いい加減にいい加減にしてほしいと思うのは常であったが、彼の怒りがどこ…

このブログの趣旨

小生、書き物をすること少なからず。然れどもただ漫然とネットに流すのみなれば、すなわち散逸す。小生顔本に文章をアップすること甚だ多ければ、その断片を纏めてみんと欲す。以上。 2014 4 23