わたしはあなたのなんなのだ

あの記事この記事、なんの記事?散逸した記憶の集合体。ニヒリズムの立場から論ず。

2015-07-07から1日間の記事一覧

【まとめ・10】 ニヒリズムと相対主義

前の投稿で、ニヒリズムを矛盾なく運用していこうとすると、結局相対主義に辿り着く、ということを書いた。しかし、ここである疑問が浮かぶ。つまり、そもそもニヒリズムと相対主義とには、どんな違いがあったというのだろうか。 前回、相対主義はしばしば穏…

【まとめ・9】 ニヒリズムについて

日頃ニヒリズムニヒリズムとうるさいにも関わらず、ニヒリズムとは何か、ということを説明しようとすると、けっこう困ってしまう。折に触れて何度も定義しようと試みているが、なかなかうまくいかないというのが現状である。 ニヒリズムというのは、「無」主…

【まとめ・8】 なぜ文章を書くのか

フェイスブックに文章を書き散らしている。誰か見ているのだろうか。 特に誰かに見てもらいたくて、というのではなく、自分の思考を整理するため、という側面が大きい。目的の6割ほどはこれだろう。それでもネットにアップするのはやはり他人に見てもらいた…

【まとめ・7】 無への志向(考え事について)

括弧内がなくてこのタイトルであればいくらでも文章が書けそうであるが、今回は括弧内にある通り、考え事について書いていく。 単刀直入に申せば、自分がやっていることとというのは結局すべての事象を意味不明の重体の状態に差し戻すということなのではない…

【まとめ・6】 論理について(論理を疑う)

いろいろ考えた挙句ニヒリズムの立場に立っている以上、「正しいもの」という存在を認めるわけにはいかない。あるとすれば、それは「ある人間が恣意的に正しいと思っているもの」でしかない。これは論理的に正しいものについても同様である。 そもそも、論理…

【まとめ・5】 右翼的なものへの嫌悪

右翼的なものも、最近なんだか嫌になりつつある。勿論戦前の天皇崇拝は今となってはさっぱり理解できないのであるが(天皇がなんなのかよくわからないからである)、そうでなく、単純に保守という意味合いからしても、あまり賛同できなくなっている。 現状追…

【まとめ・4】 左翼的なものへの嫌悪

元来左翼という存在はなんだか苦手であった。なにが苦手って、どこかお花畑な感じがするところである。 加えて、これは凡その幸せな時代に生まれた日本人がそうであったと思うが、現状でも十分幸せなんだから、これ以上何を変えるというのさ、変えてどうにか…

【まとめ・3】 自己洗脳への嫌悪(欺瞞への嫌悪のつづき)

さて、欺瞞の不完全なりの定義は、「何らかの正当性を保証し、かつ他人(または自分)に対しその正当性に基づくよう押しつけるものに対し、それを受け入れさせる(または受け入れる)こと」であった。この定義の括弧内の方は、いわゆる自己洗脳というものに…

【まとめ・2】 欺瞞への嫌悪(押しつけがましいのへの嫌悪)

欺瞞が嫌いだ。欺瞞とは何か、ということをずうっと考えていたが、自分の明確に嫌いなものであるにも関わらず充分な定義ができない。ただ、不十分でも定義するとすれば、「何らかの正当性を保証し、かつ他人(または自分)に対しその正当性に基づくよう押し…

【まとめ・1】 ピュア過ぎるものへの嫌悪

ピュア過ぎるものが嫌いだ。ピュア過ぎる人間は別に気にならない。少なくとも「ピュアづくり」をしている人間に出会ったことはなく、つまりいずれもド天然であった(あるいは大変な謀略家で、僕の見る目がないだけかもしれないが)。 しかし、たとえそんな人…