わたしはあなたのなんなのだ

あの記事この記事、なんの記事?散逸した記憶の集合体。ニヒリズムの立場から論ず。

sealdsに対する批判・懸念の一覧

【このページの使い方】
・sealdsの一員だと自認する人は、このページの批判や懸念を読んで、考えるなり自分の中で反論するなりして、現在のデモに関する考えを深めてください。見出ししか書いていませんから、気になったらリンクを辿って本文を読んでください。考えを深めて、デモをより適切な形にしてください。最も求められているのは、攻撃ではなく、内省です。
・sealdsがあまり好きでない人は、ざっと眺めて自分の好きでない理由がない、と思ったら、コメント欄にてその旨書いてください。どんどん追加していこうと思っています。ここに紹介されていないページについても、教えてくださると助かります。(既読のコメントは削除していきます)

出典の明確にあるものは示した。無いものは、2ちゃんねるTwitterなどから拾ってきた意見である。
私の意見として挙げたもの以外、私の賛否に関わらず挙げているので、予めご了承願いたい。
なお、出典から一部引用している場合があります。


から。
1.安保法案は「戦争法案」ではなく、レッテル貼りによる一方的な批判は慎むべきだ。
2.「絆が抑止力」というのは、外交の世界では成り立たない。綺麗事でしかない。
3.「反骨」な自分に酔っているだけではないか。感情論や精神論ばかりが先立つ主張は無意味。罵りは興醒めするばかり。

から。
1.sealdsはナショナリズム的であり、失望した。
2.国益重視の主張がみられるが、学生運動の本分ではない。
3.日本はすでに「侵略の反省を経て」「平和主義/自由民主主義を確立した」とあるが、そのような事実はない。彼らの無知と無自覚に「危惧」を感じる。
4.大事なのは、社会・労働問題について、これまでの歴史を真剣に考え、社会の底辺に目を向け、常に弱者の立場に立って物事を考えることだ。

から。
1.安保法案はこちらから戦争を仕掛ける法案ではない。
2.にもかかわらず戦争になると彼らが危惧するのは、攻めてくる国があるからである。
3.攻められたら守らなければならないが、抑止力を高めておけば攻められる可能性は低くなる。安保法案はそれを目指すもの。
4.この安保法案に反対するのも、攻められたら白旗あげて降参するというのも、どちらも利己的な態度ではないか。

から。
1.安保により日米の結びつきが増せば、中共への圧力も強くかけられる。中共の圧政下にある人々が勇気付けられる。
2.安保反対派が「中国の人たちとも話せば仲良くやっていける」と考えていることに違和感を感じる。彼らが見ているのは中共政府であって、その下の人々ではない。
3.本当に平和を願う精神があるならば、平和を脅かす中共にNOを突き付けるべきだ。
4.9条がこれから先も日本を守ってくれるわけではない。
5.例のハンストなど、日本で行われている安保反対デモは、民主主義国家だからこそ許される「ユルい」ものに感じられる。

から。
1.sealdsのHPの文章中にある、日本国が「侵略の反省を経て平和主義/自由民主主義を確立した」というのは、日本国内でしか通用しない内向きの幻想に過ぎない。
2.そのうえで「東アジアの軍縮民主化の流れをリードしていく、強い責任とポテンシャル」が日本国にはあるとする、傲慢な独善性に、アジアの多くの人びとは当然反発し、身構えることは間違いない。
3.同じくsealdsのHPに掲げられている文章中の、「戦後70年でつくりあげられてきた、この国の自由と民主主義の伝統」は実在しない。
4.民主主義の危機は今に始まった事ではなく、戦後民主主義の欺瞞に原因はあった。
5.sealdsはリベラル勢力の結集を求めているが、「日本の自由民主主義の伝統」なるものがアジアや沖縄からの問いかけを無視するものであるならば、それを「守る」ことが平和勢力の結集軸になるとは、とうてい考えられない。



総合(はたから見て)
・暴徒化、先鋭化はしないのだろうか。
・大学生が自然発生的に集まって出来た普遍的な運動ということになっていたが、本当は特定の思想を持った高校の同級生が核となってやっている、偏った運動なのではないか。
・デモをしている自分に酔っているだけなのではないか。
・sealdsは対案を出すべきである。対案など出す余地が無いと言うが、現に国際関係は緊張していて、現在の法制だけでは緊急事態に対処できない。事態が起こってからでは間に合わないので、平時から何かしらの法整備が必要なのではないか。
・なんでそんなに怒っているのかわからない。安倍さんも平和を目指して法改正を行うのだから良いではないか。

sealdsの思想について
・馬鹿が騒ぎたいだけにしか見えない。
・確たる論理がない。テレビでも論破されていた。あれで運動になっているのだろうか。
・安倍氏の主張も何も理解せずに、ただやみくもにやっているだけなのではないか。
・sealdsの人々は、「わからんでけっこう」という高飛車な態度を取ることが多くないか?
・sealdsの人々は時に賛成派の政治家や学者、特に安倍さんを「バカ」呼ばわりすることがあるが、果たして主張を正しく理解した上でのことだろうか。

デモはもはや逆効果?
・盛大にデモをしても、それが対話でない限り、政権に影響を及ぼすことはないのではないか。
・テレビに映る様子を見て、あるいは実際に行ってみて、嫌悪感を催す人も多い。
・sealdsの運動は同世代の指示をある程度得ることに成功したが、同時に大量のアンチを作った。彼らは政治に関心がなかったにもかかわらず、反sealdsをきっかけに左寄りの意見に嫌悪感を示している。

sealdsの運動は本気ではない?
・その場限りで、日常を賭した闘争の様相を呈していない。本気の運動ではない。
・警官に対する感謝や決められた規制線内でのデモなど、体制内運動でしかなく、根本的な解決をしようという気がない。

左翼運動のあり方について
・かつて新左翼運動で左翼は民衆の支持を失ったが、今回のデモでも同じ轍を踏んでいるのではないか。つまり、新左翼運動の反省の下にあるはずのsealdsの運動は、問題を解決できていないのではないか。
・怒りをデモで表現することで、怒りはある程度発散されてしまう。その怒りを別の策に向けるべきではないか。