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わたしはあなたのなんなのだ

あの記事この記事、なんの記事?散逸した記憶の集合体。ニヒリズムの立場から論ず。

安倍談話のものすごくざっくりとした概要、争点

 全文は新聞各紙やネットニュースに掲載されているのでそちらをご参照ください。
 僕の心許ない読み方でまとめると、安倍談話の概要、争点は次の通りです。

〈全体〉
①日本が戦争へと向かい、敗戦した歴史的背景
②不戦の誓い
③終戦後の、他国の寛容に対する感謝
④所信表明

〈その他特色〉
・女性の人権保護に触れている点。

〈揉めそうなポイント〉
1.日露戦争を、近代化により日本の独立を守り抜き、多くのアジア・アフリカの人々を勇気づけたとして肯定的に捉えている点。(①)
2.日本が戦争に向かった原因を、(自責的ではなく、)経済のブロック化、外交の孤立に「も」求めている点。(①)
3.戦後生まれの世代を、あの戦争には何ら関わりがないとし、先の世代の子どもたちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならないとしている点。(④)
4.方針のひとつとして、「積極的平和主義」を明言している点。(④)
5.はっきりと謝罪の意思が見えにくい点。(全体)
6.歴史を自分の側に引きつけようとしているように見える点。(全体)

〈補足〉
③引揚者が各地から無事帰還できたこと、他国が和解のために努力を尽くし日本が国際社会に復帰できたことなどを例に挙げている。
④4点の表明があった。詳細な内容に立ち入るのは長くなるので差し控える。
1.民族自決を肯定的に捉える文脈において。
2.その行き詰まりを力の行使によって解決しようとした点、国内の政治システムがその歯止めたりえなかった点が、直接の原因として挙げられている。経済、外交は原因というより背景として書かれている。
3.この記述は所信表明の前振りとして書かれており、なおかつ譲歩の文脈にある。したがって、力点は、その次の、日本人は世代を越えて謙虚な気持ちで過去を引き継ぎ未来へと引き渡す責任がある、という点にある。
5.安倍首相は村山談話を「全体として引き継ぐ」としている。
6.朝日新聞より。

 

2015 8 15