わたしはあなたのなんなのだ

あの記事この記事、なんの記事?散逸した記憶の集合体。ニヒリズムの立場から論ず。

あんまり通じない冗談の話

私は平時あまり喋る方ではないが、それでも冗談を言うことがある。
しかし、たいていあまり通じない冗談がある。「あえて字面通り受け取る」というやつだ。

たとえば、久方ぶりに親戚に会う。「あらおーきくなりましたこと」と言われる。勿論「こんなにセイチョウしちゃって」という意味だが、私は「あまり身長は伸びてませんよ」と、紳士的な笑みを浮かべて返す。相手はニコリともしない。物分かりの悪い人間だと思われたようである。

親戚のような疎遠な仲ならもちろんのこと、ふだん顔をつきあわせているやうな奴にも伝わらんことがままある。実に怪しからんと思うのだが、まあ伝わらんのも致し方ない。私がそれだけ物分かりの悪い人間だと思われているということだ。うう。

 

2014 7 29