わたしはあなたのなんなのだ

あの記事この記事、なんの記事?散逸した記憶の集合体。ニヒリズムの立場から論ず。

ロックについて(引用)

「――ひとりさびしく曲を作っているとつくづく思うことが多いのだけど、ロックというのは本来そのド直球な感じが他の音楽と一線を画するところであって、すこしひねくれてみようとしたり、技巧的になってみたりすると、とたんに他の音楽の劣化コピーになり下がってしまう。コード進行とか、前衛性とか、クラシックや現代音楽にかなうわけがあるまいし。要は、その分野をある種「わかりやすく」したような音楽になってしまって、純粋に勝負するとどうしても負けてしまう。
そういう意味で、ひねくれたロックというのは決して「乙」なもの以上にはならないんだよね。まあそこは分をわきまえてというか、その奥ゆかしさにひかれたりするのだけど。――」

2013 7 11