「ニヒルの山」 第一回
男は、悩んでいた。
彼は哀れな男だった。若くして心と体が老いさらばえて、なんだ
しかし、自然食品とはいかず、彼は添加物で身を飾っていた。い
ピンポンパンポーン。お呼び出しを申し上げます。西方よりお越
誰だ、俺を呼んでいるのは。というかお連れの方って誰だ。彼は
そこにはバスのシートがあるだけだった。やわらかそうだ。
バスは進む。山の方へ。今日は朝から出てきたのだ。こんな身な
バスはのぼる。かたむく。停留所は見えるけど人はいない。よっ
つづく?
2013 11 7