わたしはあなたのなんなのだ

あの記事この記事、なんの記事?散逸した記憶の集合体。ニヒリズムの立場から論ず。

軽い書き物(2)

18ももうすぐ終わろうとしていて、まあといっても19になるだけなのだが、せいぜい年相応には、人生というものを考えてみたりもする。 も、というか、最近はそればかりだ。考え事は現実で生活する時間を奪う(無論勉強も含めて)。自堕落と考え事に現実の全て…

夢の旅人 第一回

(受験に身の入っていない身として、思想およびイメージを表明することは社会的責任の一端であるかと思い。思想は軽い書き物、重い書き物シリーズで書いているので、こちらではイメージを書き連ねようかと。それじゃ。) こういうのも悪くない、とも思ってい…

重い書き物(2.1)~ちょっと脇道に~

ツイッターにつらつらと垂れ流してしまったけど、ひとまとめにしておいてもよい文章かと思ったので、加筆・訂正を加えて書いてみます。 自分が何に悄然としているのかよくよく考察すべきだ、と思う。 僕は、同じ日本人が殺されたことへの哀しみでなく、単に…

重い書き物(2)

先日のようなことを、そもそも僕はなぜ考え始めたのだろうか。 僕は、他人に対してえも言われぬ嫌悪感を感じることがある。そして、それは自分に対しても同様であった。 それは何かと言うと、その人の行為や発言がある「善の感覚」に彩られているときである…

重い書き物(1)

『』に対する闘争、ということをずーーっと考えている。 『』とは個々の「」の重なり合ったもの、そして、「」とは個々がそれを通して現実を認識しているものである。そうして認識されたものが「現実」である。 社会とは、多数の人間の生活する時空のことで…

軽い書き物

どうにもズレている人がいる、とは我が母の弁。ズレている人間は、どうにも集団の中で生きづらく、浮いたり沈んだりしている。 自分も、ズレている人間のひとりだと思っている(それを自称する気持ち悪さを感じつつ)。 ズレている人間は、浮力に逆らったり…

他人への寛容というのは、宗教の本質ではなくて、まあ言えたとして「日本仏教の本質」または「平和の本質」では?民族的な団結の証である宗教は、民族の交流する、つまり対立する可能性のある場所においては必然排他性を持つわけだし。試してみる価値のある…

うるとら雑記雑らとるう

新年明けましてご愁傷さまでございます。門松は、冥土の旅の一里塚。本年も張り切って参りましょう。 さて、新年テンションも尽きた。ここのところ黙って曲ばかりアップしていたのでとうとう気でも狂ったかと思われて、ないか。誰も特に気にしちゃいないだろ…

明晰夢で死にかけたの話(全文)

もうだいぶ前だが、明晰夢に興味を持っていたことがある。明晰夢というのは、その中で明確に意識があり、話の成り行きを自由自在にできる夢のことであって、見られたら、崇高なことからくだらないことまで様々な事が可能になる。当然、見ようと思ってもすぐ…

当時はこんなことを言っているが、意外と重要なチューン(全文)

久々の新曲です。新というほどのフレッシュさはないにせよ。 「鏡だろう」http://youtu.be/h-vJBon-sjo 2013 1 17

ロケットと射精、受精……(全文)

だいぶ前に作った曲だけど、今更録音した。そういうわけでまったく無関係ではあるが、「ねぢれたヒラメ」を理解するのに実は助けになるかもしれない。「ロケット融ける」http://youtu.be/n0ZGmj5KFDc 2014 1 3 (転載後注:「ねぢれたヒラメ」とは、私が台本…

「めんこい・ジャンキー・ラビッツ」成仏ライブ後(全文)

こんばんは。今日はみなさんありがとうございました。バタフライ・エフェクト理論により私は宇宙上の全存在に感謝せねばなりません。本当にありがとうございました。バンドはきょう(きのう)成仏致しましたが、私は地縛霊となって高3になってもじくじくと…

ものまねからドッペルゲンガーへ、そしてどこかへ(引用)

「――で、今日はまったく関係のない話。ものまねについて。ものまねというと古典的な芸のひとつで、やっぱり面白い。しかしなんで面白いのかということをつらつらと探ると、よくわからない。人が面白いと感じる時、それは「良い方向に意外」なことがあった時…

「ニヒルの山」 公演告知(全文)

実は、小生、11月8日(金)にライブを致すことに相成りまして。詳細は後でまた書きますが、大久保HOTSHOTにて、午後6時くらいからやるのです。めんこい・ジャンキー・ラビッツのうち、山根君と滝君を抜いた3人で、静かなノイズと楽曲少々をやる予定です。…

文化祭後、の続き(一部改筆)

頓挫していたものをなんとか整頓したのでアップ。父がギターをなおしてくれたそうなので、ギター断ちをする理由がなくなりましたとさ。おしまい。 「乱視の月」http://youtu.be/wqMBEBQXQZ0 2013 10 2

文化祭後(引用)

「――ついでに、昨日のライブの後、ギターのジャック部分をデストロイしてしまったことがわかったので、これを機に一寸ギターに依らない作曲をやってみようかと思います。まあもともとはキーボードで作っていたので帰省のようなものです。――」 2013 9 24

判官贔屓とTV(全文)

日本には、判官贔屓という言葉がある。判官というのは源義経のことで、ついつい弱者の肩を持ってしまうことを指す言葉なのだが、国民性なのかなんなのか、自分のなかにもやはりそういった傾向を認めるので、なかなか不思議なものである。しかし、一方でなん…

独自性のある音楽(全文)

日本のポピュラー音楽がなんであれ外国の影響を受けてしまうのは是仕方ないわけで。これを脱却するには相当な鍛錬が要りますな。しかし、歌詞までパクるこたああるまいて。せっかくの日本語だ。わざわざ無理な英語なぞ使わず、歌詞で独自性を作っていけばい…

と思いきや事変?(一部改筆)

「――ついでにうp。 なぜか事変っぽくなった。作曲:浮雲 とか言っても信じてもらえそう。さすがに話盛りすぎか。しかし、コピーもしていないのに雰囲気が似るとはこれいかに。もしやルーツは事変にあったのか??「前世の記憶(椎名林檎みたいな早送り版)…

ビートルズのまがいもの(引用)

「――ビートルズまがいの曲をつくるとだいたい出来が良かったりする。かつて作った中から。1個目はサビがいかにも。2個目はピンク・フロイドとビートルズのあいのこのつもり。 http://youtu.be/9xUghl6suQo 「禁忌」 http://youtu.be/n8np8ifAB2g 「crab」――…

加速する現代社会について(全文)

音楽を作っていてもよく感ずるところではあるのだけど、(おそらくどの分野にも通ずることだと思う)、人類のあゆみの積み重ねが膨大なものであるというのは周知の事実であって、しかしこのことがもたらしている事態というのに無頓着な人間が多いように思う…

ロックについて(引用)

「――ひとりさびしく曲を作っているとつくづく思うことが多いのだけど、ロックというのは本来そのド直球な感じが他の音楽と一線を画するところであって、すこしひねくれてみようとしたり、技巧的になってみたりすると、とたんに他の音楽の劣化コピーになり下…

ネット声明のような雑文(引用)

「――そもそもこういう場所になぜお前がいるのかと。ネットというものを利用しはじめようとしたときに、実はツイッターといっしょにはじめていた。そういうことだから、ここも、しばらくはひとりごとを言う場所だと思っていた。しかし、最近、これみなさん、…

凡、日常。(引用)

「――どうもこんにちは。こんばんは、か。 特になにもないのですが、思ったこともないのですが、では何を書くかと問われても、やはり特に何もない。そう、最近は何もないのです。それでは、さよなら。よい平日を。 http://www.youtube.com/watch?v=MUiZ5WDPXA…

黙沈について(引用)

「――そこにもあるように、現在自作曲ひとりで録音、そして公開しているのです。主戦場はyoutubeです。「黙沈」という名ですので左様に検索すればきっとでてくることでしょう。 検索された奇特な方は、だいたいの曲に(デモ)と銘打ってあるのにお気づきにな…

ニヒルの山 最終回

誰かが、僕のからだに触ったような気がした。 僕は、ちょっと身震いをした。 そして、欠伸をひとつした。 もう、季節は冬になるのか。 僕の猫が帰ってこない。おわり 2013 12 6

ニヒルの山 第4回

そのうち、夜になってしまう。 猫が帰ってこない。 僕の猫が帰ってこない。 まあ、いいや。よくないや。 どこから入ってくるのかひざしがまぶしい。 あつい。 秋なのに。 全体的にだいだいだ。 まっかだなというのはうそだ。 猫が帰ってこない。 そのうち、…

ニヒルの山 第3回

僕には、猫がいた。 猫と戯れて、一日過ごした。 食べ物は、ミルクしかなかった。 それをプラスチックの桶にいれて、猫が飲んでいる。 僕もそれに舌を入れてなめる。 体はやせ細るばかりだ。 猫が僕にのっかると、骨に響いた。 それがなんだか嬉しかった。 …

「にひるのやま」 さいしゅうかい

わたしはみました。おとこがすなのやまにてをのばしたせつな、ぱちんともうそうのふうせんがわれて、おとこはこうえんのすなばにつっぷしていました。 からすがないています。そよかぜにきぎがざわめいています。どこのこどもがおいていったのか、あかいろの…

「ニヒルの山」 最終回

俺が手を伸ばして触れようとした瞬間、ものすごい風が吹き込んできた。風は部屋の中を最大限に荒らしまわり、二つの砂の山は雲散霧消し、目玉が風で悲鳴をあげる床に静かに転げ落ちた。そして建物全体がひっくりかえったかのようになって、俺は感覚を失った。…